バンパー修理の実例と費用

ビフォーアフター

ディーラーに行くとバンパーは大抵交換になりますが、キズやヘコミが小さければ修理出来ます。

交換になると5~7万位になりますが、修理なら25,000~40,000円程度で可能です。

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お勧めの車修理店の探し方

「修理に出したいけど、どこに車をもって行けば良いかわからない・・。」
いざ修理と言ってもお店や修理工場が分からないという方も多いと思います。
そこでお勧めの修理工場の探し方をご紹介します。

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フロントバンパーの擦り傷修理|エクストレイル・ヴェルファイア・モビリオスパイク

エクストレイル・ヴェルファイア・モビリオスパイク
エクストレイルはホワイトパール・ごく小さなキズ、ヴェルファイアは下側2箇所、モビリオは角の典型的な擦り傷の事例です。

基本的に形の変形はなく程度の軽い修理です。

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リアバンパー側面の軽い擦り傷修理|レガシーとアクセラ

アクセラ・レガシー
2台ともリアバンパー側面の程度の軽い擦り傷の事例です。

傷が小さい場合はバンパーを取り外さないで修理することも可能です。

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へこみの事例とバンパー前後同時修理|デミオ・インプレッサ・ハリアー

デミオ・インプレッサ・ハリアー
へこみの事例としてデミオ、インプレッサはリヤバンパーのへこみとフロントにも傷があり同時修理、ハリアーもバンパー前後となります。

このようにへこみがある場合でも修理が可能です。

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フェンダーとの同時修理|ラパン・プレミオ・シルフィー

ラパン シルフィー プレミオ
バンパーとフェンダーを同時に修理した事例です。
程度も大きく変わらず比較しやすくなっています。

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一本全体塗り・ツートン・ハーフ事例|ジムニー・デリカ・イプサム

ジムニー・デリカ・イプサム
バンパーのほぼ全体に塗った事例、ジムニー持ち込みの社外品塗装、ツートンバンパーの事例です。

すこし変わった事例を見比べることが出来ますので、修理の参考になると思います。

一本全体塗り/ツートン/ハーフ事例はこちら


バンパー修理・費用を解説

ここでは、今のバンパーを修復して再利用する方法を、詳しくお伝えしていきます。

こちらの方法で直すことが出来れば、修理代が安くなる可能性が高いケースになります。

交換した方が安くなるケースはあまりありませんが、軽自動車などでバンパー自体の値段が安い場合は、交換も修理も似たような金額になる場合があります。

事例からも沢山の実例を見ることが出来ますが、ここでは説明しやすいものをピックアップしてご説明してきます。

まず最初は作業工程のご説明、次に見積りの計算方法、そして事例で見積りをシュミレーションしていきます。



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作業工程

それでは作業工程からご説明いたします。

  1. バンパーを車体から取り外す
  2. 変形や割れがあれば修正する
  3. パテによる修正
  4. サフェーサーを塗る
  5. 仕上げの修正
  6. 塗装前の準備ーマスキングする・脱脂や静電気
  7. 塗装・仕上げの磨き・取り付け作業

細かく工程を上げるとキリがありませんが、大体このような流れになります。
それでは順番に説明していきます。

まずはこのようにヘコミのあるバンパーを直す場合です。

ちなみにかなり大きなヘコミですが、こういった場合でも修理可能なこともあります。
ただギリギリなラインですので、実物を見て判断することになります。

安く直したい場合は、このような大きなヘコミでも諦めずに何件かまわってみると修理できる場合もあります。

バンパーを取り外して、ヘコミを熱で戻し、パテによる修正中しているところです。
一気に進んでしまいましたが、これが1.と2.と3.になります。

このように大きなヘコミでも温めて上手く戻る場合があります。

その場合はバンパーの取り付け部分に損傷がなければ修理できます。

もう一台別の車で見てみます。

亀裂が入っていて、少し変形もあるバンパーです。

バンパーを取り外し

変形を戻し、亀裂を裏から補強し、パテで修正中の状態です。
ここで3.まで進んでいます。

このように割れている場合でも修理が出来る場合があります。

ケースバイケースですが、直しやすい割れかたと、直しにくい割れかたがあります。

ヘコミ同様、見積りは一軒だけでなく数件まわれればベストです。

このあとパテでの修正を続けて、次は4.のサフェーサーを塗っていきます。

グレー色になっているのがサフェーサーを塗った部分です。
このサフェーサーを塗る一番の理由は、修理した部分の出来栄えを見るためです。

ラインがキレイに戻っているか、巣穴がないかなどの判断がし易くなります。
そして5.仕上げの修正にはいります。

これはバンパーではありませんが、同じ車のフェンダー部分です。
サフェーサーを塗った部分にオレンジ色のところがあると思います。
そこが仕上げで修正したところです。

こういった細かい部分が仕上がりを左右します。

そして黄色いテープが6.の塗装前のマスキングです。
塗装は広範囲にミストが広がりますので、修理箇所以外はすべて囲ってしまいます。

バンパーに関しては取り外す方が多いので、必要な部分があればマスキングするかたちになります。

次はいよいよ塗装になりますが、ブース内で作業する関係で、塗装している写真は残念ながら撮ることが出来ません。

これは塗装後の写真になります。
仕上げの磨き作業をしているところです。

磨きも欠かせない作業で、磨きすぎるととても綺麗になりますが、反面キズが目立ちやすくなります。

小さなキズなら磨くことでとることも出来ますが、磨きにも限度があります。

ですので、磨きすぎならないようにします。

そして取付をして完成になります。

以上、簡単にですが作業工程をご説明しました。

大きかったヘコミもキレイに直っていると思います。
このように安いからといって、仕上がりが悪いということではありません。

ある程度の技術があれば、十分に納得できる仕上がりになります。

バンパーは一番キズなどをつけてしまう部分です。

修理出来るのなら修理して、最終手段として交換が良いと思います。

それぞれのバンパー事例ページにも作業工程をアップしていますので、合わせてご覧下さい。

見積りの計算方法

これまでは実際の写真を見ながら、どうやって修理するのか作業工程をみてきました。
ここからは、バンパーの修理金額の計算方法をご説明していきます。

見積りの解説はこちらでもご説明していますので、あわせてご覧下さい。

修理費用は以下を合計して計算します。

  1. バンパー取り外しの工賃
  2. バンパー修理の工賃
  3. 取り付け部品・消費税等

では順に説明します。

1.バンパー取り外しの工賃

安い場合は2500円くらいから、高い場合は一万円位になるときもあります。
この工賃の差は取り外しにともなう、時間の長さになります。

つまり取り外し工賃が高い場合は、それだけ手間が掛かり時間が掛かるということです。

例えば、軽自動車の後ろのバンパーなら簡単な場合が多く、2500円から4000円程度になります。
反対に高級車の前のバンパーなど、構造が複雑で取り外しに手間が掛かる場合は高くなります。

この取り外しの工賃は車種やグレード・装備などによって個別に決まっています。

ですのでパソコンのソフトで見積りをすれば、間違ったり変更を加えない限りは、かなり似通ったものになります。(お店自体の設定等もありますので多少の違いはあります)
例として3代目プリウスを特定の条件で見積ると、取り外しの工賃は4480円になります。

キズが小さいなどの場合で、バンパーを取り外さないで作業できる場合は取り外しの工賃がかかりませんので、その分安くなります。

2.バンパー修理の工賃

バンパーには板金という概念がありませんので、キズなどパテで修復し塗装します。
ですので工賃を計算する上では、損傷の程度と塗料の種類を判別して決めていきます。

程度の判断は主に下記のようになります。

  • 修正の小さいものーパテでキズを修正できるもので、キズの大きさは20センチ以下のもの
  • 修正の大きいものーパテでキズを修正できるもので、キズの大きさは21センチから35センチ以下のもの
  • 変形があるものー修正が大きいものに加えて、変形があるもの。熱加工とパテで修正できるもので、21センチ以上のもの

これらを判断して、あらかじめ決まった金額が計算されます。

そして塗装の種類を判断します。
塗装の種類に関しては見積りの解説・基本的な計算方法に説明がありますので、ここでは簡単にご説明します。

塗装は3種類に分かれます。

  • ソリット(パールやメタリックが入っていない色)
  • 2コートパール・メタリック
  • 3コートパール(主に白のパール)

価格に関しては順番に高くなっていきますので、ソリットが一番安く、3コートパールが一番高くなります。
※2コートパールとメタリックが同じ種類になっていますが、工賃を決める上では殆ど差がありませんので一緒にしています。

ソリットと3コートパールでは金額がかなり変わってきます。

ソリットでは塗装の層が1~2層ですが、3コートパールでは3層になります。

加えてパールの塗料が高価ですので、パールを多く使う3コートは高くなるということです。

このように損傷の程度と、塗装の種類が分かったら、それらを掛け合わせて工賃が決まります。

例として先ほどと同じプリウスで、バンパー修理の工賃を見積もってみました。

  • 一番安いパターン
    損傷:修正の小さいもの・塗装:ソリットでは22,221円
  • 一番可能性が高そうなパターン
    損傷:修正の大きいもの・塗料:2コートパール・メタリックでは27,232円
  • 一番高いパターン
    損傷:変形があるもの・塗装:3コートパールでは35,328円

※説明を分かりやすくするため、材料代を含んだ工賃にしています。

このようにバンパーのキズでも、その程度や色によって一万円以上の差がでます。

3.取り付け部品・消費税等

基本的には1.と2.ですが、別途取り付け部品が掛かってくる場合があります。
バンパーの場合は、クリップといわれるプラスチィックの小さな取り付け部品が多く使われています。

一個100円前後のものが多いですが、10数個使われていますので、全部交換となると意外と高くなったりします。
また左右にも取り付け部品(多くは1000~2000円程度)が使われています。
これらはお店や場合によりますが、私が見積りしていた時はそのまま再使用するか、1000円程度というのが多いパターンでした。

ちなみにディーラーなどでバンパーを交換すると、取り付け部品も全て交換となり、意外に馬鹿に出来ない部分です。

バンパー修理の見積り

これまでご説明してきた1~3までを全て足していくと合計金額がでます。
例のプリウスで計算してみると

  1. バンパー取り外しの工賃ー4480円
  2. バンパー修理の工賃
    一番可能性が高そうなパターンー27,232円
  3. 取り付け部品ー1000円・消費税ー2617円
  • 上記を合計したお見積りは35,329円になります。

これでバンパー修理のお見積りの説明は、一通り終わりました。
実際は見積りする者や、お店の方針によって差は出てきますが、基本的な計算方法はこのようになります。

それでは比較していただくために、同条件のプリウスで、前のバンパーの新品交換のシュミレーションです。

  • 新品バンパーの価格ー64,200円
  • バンパーの交換工賃ー13,440円
  • 取り付け部品ー1000円・消費税ー6,291円
  • 上記を合計した概算見積りは、84,931円です。

プリウスの場合で比較すると、かなり安くなっているとおもいます。
新品バンパーの値段がやや高いものになりますので、その分差額も大きくなっています。(ディーラーなどで取り付け部品も全て取り替えになればもう少し高くなります。)

通常はもう少し差額が小さいかもしれません。
そこら辺に関しては、この先でもう少し例を出してご紹介していきます。

とりあえず一例として見ていただいた限りでも、バンパーを修理して再利用すると安くなるのが、お分かりいただけたと思います。

それでは参考用として、もう二つシュミレーションしてみます。

軽自動車・タントの場合

安めの例として軽自動車から、タントのバンパー修理の見積りシュミレーションです。
(3代目タント・特定のグレード・リヤバンパーの場合)

  • バンパー取り外しの工賃ー2560円
  • バンパー修理の工賃
    一番可能性が高そうなパターンー21344円
  • 取り付け部品ー1000円・消費税ー1992円
  • お見積り概算合計金額は、26,896円になります。
バンパーの修理で3万円を切っている場合は安い部類になります。

ランドクルーザー(200系)の場合

車輌価格かかなり高い車として、ランドクルーザーのシュミレーションです。(特定のグレードを参照)

  • バンパー取り外しの工賃ー3200円
  • バンパー修理の工賃
    一番可能性が高そうなパターンー27232円
  • 取り付け部品ー1000円・消費税ー2515円
  • お見積り概算合計金額は、33,947円になります。

タントは安めですが、ランクルはプリウスと同程度になりました。

工賃は主に手間に比例します。ですからキズの程度や塗装の色が同じなら、車が違っても同じになることがあります。
取り外しの工賃は、構造上手間が掛かるかどうかで決まります。

ですので同じ条件で見積りしたランクルが、プリウスと同程度になってきます。(ランクルとプリウスが同じなのは、かなり極端ではありますが)
タントが安いのは、軽自動車の工賃の区分が普通車と違うためになります。

ただ、重要なのは交換と比べて高いのか、安いのかということだと思います。

ランクルの修理金額はこのクラスの車種で考えると、かなり安いと言えます。

交換との差額はかなりあるのですが、それにつきましては次ページで説明いたします。

ここで一旦本ページをまとめます。


まとめ

基本的にバンパーを修理する方が安いが、軽自動車などでバンパー自体の値段が安い場合はさほど差がない時がある。

逆にバンパーが高い場合は、修理がお得。(大型のものや高級車などのバンパー)

修理はバンパーを取り外しパテ等で修正し、塗装して取り付けて完成。(傷が小さい場合はバンパーを取り外さないで修理が可能な場合もある)

クリップなどの取り付け部品代も掛かる。

割れや凹みなども直せる場合があるので、何件かまわって見るのも方法の一つ。

バンパーはキズがつきやすい場所なので、直せるなら直した方が得。ただし、修理した場所は強度が弱くなる。

バンパーの修理でも程度によって一万円以上の差になる。


それでは交換との差額は次ページ、新品交換は損?バンパー修理と比較。中古バンパーの場合は?をご覧下さい。

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  1. ※当サイトに記載されている価格につきましては、可能な限り実際の修理金額に近くなるよう考慮していますが、グレード・装備・設備・お店の設定・価格の改定等がありますので、記載価格・日数はあくまで参考としてご活用頂きます様お願いします。


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