複数個所同時修理リアドアとリアフェンダー

ドアと主にリアフェンダーを同時に修理した事例、ヴォクシーとパサート・シボレークルーズです。

ヴォクシーはスライドドアとリアフェンダー(クォーター)そしてリアバンパー、パサートとシボレーはリアドアとリアフェンダーの修理です。

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トヨタ・ヴォクシー(voxy)

まず一台目はトヨタのヴォクシー、小さい傷が複数個所にある事例です。
黄色で囲った部分です。
へこみは小さく擦り傷に近いくらいです。

作業前

ドアに少しのへこみとその後ろ、リアフェンダーにも少しへこみがあります。

バンパーは小さな擦り傷です。

トヨタの定番人気車種ヴォクシーの事例です。５ナンバーサイズの扱い易いミニバンで子育て世代にピッタリの車です。このクラスになると車体が重くハイブリットの恩恵を受けにくくなりますので、中古で購入するとお買得かもしれません。

今回の修理内容は傷は小さいものの、ドア・リアフェンダー・リアバンパーと複数パネルにわたっています。複数同時に修理すると割安になりますが、今回は白のパールになりますので若干高めになります。

ちなみに白のパールは３コートパールと呼ばれ塗装が３層になります。(通常は車体色を塗ってその上に透明なクリアーを塗りますので２層です。)

白のパールにつきましては、まずパール無しの白を塗り(一層目)その上にパールのみを塗装し(２層目)最後にクリアーを塗りますので合計で３層になります。

このように作業が１工程増えるので塗装代が高くなります。又、白のパールはパールを多く使いますのでその点も高くなる理由です。

参考： 修理の料金はどうやって決まるのか？見積りの解説ページ

それでは修理に入っていきます。

中間写真

スライドドアとリアフェンダーを修理しているところです。

通常はへこみがある場合は板金しますが、へこみが小さい場合は無理に板金せずパテのみで成形する場合もあります。(板金することで凹みの周りにも少なからず影響が出るため)

パテでの成形が終わり塗装の下地(サフェーサー)を塗ったところです。サフェーサーの主な役割は成形後の形が見やすくなり仕上がりを良くすることが出来ます。

バンパーにはへこみありませんので擦り傷をパテで埋め成形していきます。

この後バンパーを成形し、塗装して完成です。

修理後

ヴォクシーの修理完了です。

リアドアとリアフェンダー部分。キレイに傷はなくなりました。

バンパーもキレイさっぱりです。

それではトヨタ・ヴォクシー、リアドア・リアフェンダー・リアバンパーの参考修理費用です。

複数個所の修理はバラバラにやるより一度に直した方がお得になりますが、白のパールになりますので値段はやや高めです。

参考料金

• リアドアとリアフェンダーのへこみ直しに　5,760円
• リアドアとリアフェンダーの塗装、リアバンパーの修理と塗装に　65,280円
• リアバンパーの取り外しに3,200円

他、塗料代などを含めた参考金額は84,032円税別です。

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フォルクスワーゲン・パサート(volkswagen)

それでは２事例目、外車になりますがフォルクスワーゲンのパサートです。
左のリアドアとその後ろのリヤフェンダーのへこみ傷になります。

外車はディーラーにもっていくと、とてつもなく高くなる可能性が高いので、出来るだけ国産車と変わらない値段で修理してくれる場所を探すのがポイントです。

それでは修理前の状況から。

作業前

リヤドアのヘコミ、そしてリヤフェンダーのヘコミです。

両方とも変形はやや大きく板金代が高くなります。

また、塗装も板金の範囲が広くなることによって高くなります。

よく部分塗装とかパネル全体塗装などと言ったりしますが、そういう表現は正しくありません。

板金する範囲に比例して塗装範囲も広くなっていきますので、ドアなどでへこみで大きくなると、色を合わせるために隣のパネルまで塗装するのは普通にあることです。

もう少し分かりやすくいえば、フロントドアを交換した場合は、交換したドアの塗装だけでなく、その前のフロントフェンダーと後ろのリアドアも塗装します。
(パールやメタリックが入らない単色・ソリットの場合を除く)

色を合わせるためにボカシで隣のパネルまで塗装するのですが、これは塗装する人の技術の上手い下手に関わらず、基本とされています。

ドアのモール(メッキの部分)が曲がっていたり、部品がとれていますので、修理と一緒に交換します。

外車の部品代はメーカーによりますが、国産の3倍くらいするのが普通で、かなり高価になります。

事故ってしまうと、大変なことになりますので、出来るだけ車両保険に入っておくことをお勧めします。

フォルクスワーゲンは日本ではもっとも身近な外車で、価格も国産とそれほど変わらず流通も盛んなメーカーです。

そのフォルクスワーゲンのフラッグシップモデルがパサートで、同社唯一のセダンタイプをもつ車種になります。

ただ、唯一セダンタイプを持ちますが、日本での売れ筋はワゴンタイプのパサートヴァリアントになっています。

それでは修理を見ていきましょう。

作業中

既に板金が終わりパテで面を整えているところです。

へこみが大きい方になりますので、パテ成形の面積も広くなります。

塗装下地のサフェサーを塗り、塗装する範囲を足付けした状態です。

リアドアとリヤフェンダー全体が輝きがなく、くすんだ状態ですが、足付けという作業をするとこうなります。

塗装の範囲はリヤドアとリヤフェンダー全体になりますが、修理箇所より広く塗装しますので、
塗る範囲全体をペーパー(簡単に言うと紙やすり)でザラザラにして塗装の食いつきを良くしておきます、これが足付けになります。

この後は塗装に入ります。

塗装が終わったところです。

黄色で囲いましたが、この部分に新しい部品を取り付けて完成になります。

完成写真

フォルクスワーゲン・パサートヴァリアント完成です。

凹みが大きかったリアドアもリヤフェンダーも無事修理完了です。

新しい部品も取り付けて元通り。

参考料金

それではパサートヴァリアント、左リアドア・左リアフェンダー修理の参考費用です。

• リアドアとリアフェンダーの板金費用に26,880円
• 上記の塗装費用に55,040円
• 交換した部品は４点で合計の部品代が29,600円

他、塗料代などを含めた参考金額は118,778万円(税別)です。

シボレークルーズ

それでは3台目、こちらもパサートと同じで、リヤドア・後ろタイヤ上部（クォーター）の広い範囲の擦り傷の事例です。

作業前

かなり広い範囲に擦った傷があります。

　

少々写真がボケていますが・・・リヤドアとその後ろ部分（クオーター）に広い範囲の擦った傷があります。
大きなへこみではありませんが、形が変形してしまっているので塗装だけでなく板金での整形が必要になります。
色の種類はメタリック。

作業中

グレー色になっている部分が形を整形した部分です。(このグレーの色は塗装の下地で、ボディーの形・傷などが分かりやすくなる効果もあります)
この状態から色を塗っていくので、ぼかす部分を入れると前のドアまで色が入ります。

磨き作業

実際の塗装範囲です。
かなり広範囲なのが分かると思います。
あとは仕上げの磨きで完成です。

修理後

ドアの部品はまだついていませんが、完成写真です。

あれだけあったすり 傷は跡形もなくなりました。

参考料金

それではシボレークルーズ、リアドアとクォーターの同時修理参考費用です。

• リアドア・クォーターの傷の整形作業（板金）で14,400円。
• リアドアとクォーターの塗装に54,400円。

合計参考価格は75,968円＋消費税になります。

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1. ※当サイトに記載されている価格につきましては、可能な限り実際の修理金額に近くなるよう考慮していますが、グレード・装備・設備・お店の設定・価格の改定等がありますので、記載価格・日数はあくまで参考としてご活用頂きます様お願いします。